教育訓練車を使った運転士の安全運転教育を実施しております。
富士急行㈱では、平成28年度よりバス型教育訓練車を導入し、富士急行及び富士急グループ各社のバス全運転士を対象に安全運転教育を実施しております。
今回は、富士急静岡バスでどのような教育が行われているかをご案内いたします。
後姿です。カラーリングは山梨県河口湖と大月を結んでおります鉄道の富士急行線フジサン特急をイメージしています。
教育車の出発準備です。この教育車には運転士の目線を確認するセンサーが装着されており、教育前に運転士の目線とセンサーを合わせてから出発します。
出発時はこんな感じです。
この教育訓練車では、
運転士の目線–どこをよく見て運転しているかを確認して運転士の”クセ”を見つけます。
車体前後左右の揺れセンサー–発進・停車・ハンドル捌きでバス車体の揺れを感知します。
バス後部側方センサー–バス車体左後のセンサーでバスがどれだけ左側に沿って走っているかを確認。
燃費計–どうしたら低燃費で走れるか体験しながらを計測。
その他にも多くの機材が投入された教育訓練車ですが、これらのセンサーをデータ数値化してリアル画像と併せた画像をモニター化して、走行後すぐに運転士に指導を行います。 20分程掛けて丁寧に指導しています。
最後に
富士急行教育訓練車担当 山田巻男 教官です。
プロフィール
富士急行㈱入社後、運転士・指導運転士・運転助役を経て現在は富士急行㈱交通事業部安全CS・富士急グループバス乗務員教育担当として活躍中。
山田教官より・・・・
この車両を導入して、運転士個々のクセや運転中の性格が判るようになりました。また、運転中の動作を数値化する事で省エネ運転や、車両の動かし方をきめ細かく指導できるようになりました。
今後も、富士急バスの貸切バス・高速バス・路線バス・コミュニテイバスの運転士の更なる技量向上と安全運転に向けて頑張って行きたいと思います。
今回は、富士急静岡バスで実施しております運転士の安全教育についてご案内いたしました。
これからも安全・快適な富士急バスを是非ご利用下さい。